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人事担当者のための講座〜メンタルヘルスを考える(3)〜

株式会社 ヒューマンキャピタル研究所 主任研究員 北山 進

■ 連載 人事担当者のための講座

第15回 メンタルヘルスを考える(3) ーケースメソッドー

【ケース C】-孤独を好む、線の細いタイプ-

1.価値観・行動基準
 自分のやりたい事を静かにコツコツやっていきたいタイプで孤独を好む。集団には追随するが自分の内面を他に知られたくない「防衛的」な構えが強い。
 他者には理解されていないという気持も当然抱いており、その不安感・欲求不満がストレスとなり易い。

2.行動パターン
(1)対人的に気を使いすぎて、逃避的になることが問題になる。
(2)他者から受け入れられていないといった「被害者意識」が強い。
(3)他人の面前での失敗を非常に恐れる傾向が強い。

3.面接時のポイント
(1)一見、静かな印象でコツコツ努力する感じを受けるであろう。
(2)全体として慎重な対応で、表現力は低く積極的なものではないであろう。
(3)好きな事はハッキリしている。収集・整理といった定型的なものであろう。把握しておきたい項目となる。
(4)他人からの評価が、自己失敗感、成功感の原因となっている。心の休まる暇もないであろう。

4.指導育成のポイント
(1)対人的に緊張感が強く線も細い。比較的単独指向で定型的な仕事に就けたい。コツコツやれる事務系の類が考えられる。
(2)ソフトな直属上司が望ましい。又、「自己評価」によって自信をつける工夫をしてみたい。絶対評価という事が指導上のベースとなるであろう。

【ケース D】 -融通性に欠ける、内向的タイプ-

1.価値観・行動基準
 忠実な努力をモットーにしている。用心深く細かく慎重に時間をかけ、やり出したら脇目もふらずに一途に打ち込む。しかし、無口で表面的な対人交流となろう。孤立化のおそれも-。

2.行動パターン
(1)細かい事に時間をかける用心深さが目立つ。上長には忠実である。
(2)持続力、集中力に優れるが固い行動となる。柔軟性の低下が目立つであろう。
(3)従属的、表面的な対人交流で、悩みごとなどは、自分の胸にだけに抑制してしまう傾向が強い。

3.面接時のポイント
(1)努力家としてのしっかりした印象を受ける。軽薄な感じはない。
(2)応答が内向的印象で、表面的な感じを受ける。深みがない点に留意したい。
(3)何をやりたいのかその核となるものがハッキリしないので、掘り下げてみたい。

4.指導育成のポイント
(1)行動の固さ、決定に時間のかかる点、テンポの遅い点などに留意したい。
(2)チームワークを要する仕事には充分留意のこと。
(3)孤立化には特に配慮してやりたい。

前号のケースAとBは「自罪的反応」に注目。ケースCとDは「内向化」に注目したい。

「OJT」としての基本は、大きく次の3点に集約できる。(1)対人関係の調整(2)直属上司からの積極的交流と支援(3)特にテンポの遅さを考慮して、併走することに注意を。

  終りに一言付け加えておきたいことがある。一部にメンタルヘルスの年令を30才代中心とする人たちもいるが、これは成果主義、人事システムなどの、ストレッサーによるキャリアの節目と考えてよい。重要なテーマではあるが本論の臨床的視点とは異なる点に留意したい。

インサイト No.16
2008年6月3日